子どもが幼い時期に絵本の読み聞かせをするのは、家事、育児、そして仕事をしながらではとても大変だと思いませんか?
この記事では
絵本の読み聞かせの時間の作り方
について、3人の子どものたちに10年間にわたって毎日読み聞かせを続けた経験を元に説明します。
1.時間の作り方
絵本の読み聞かせをする上で最も重要であり大変なことは、「読み聞かせをする時間の作り方」だと思います。
そこで、実際に我が家で10年間続けられたコツについてご紹介したいと思います。
どんな方法や考え方で時間を作っていったかを説明します。
私が父親(パパ)の立場ですので、父親目線の内容なっています。
これは夫婦の場合(特にお父さん)にも考え方の参考になるかと思います。
1.1 時間帯を決める
子育ては時間との戦いです。
我が家ではフルタイムの共働きであるため、家事と育児にかける時間のバランスをとるのに苦労しました。
そこで、
絵本の読み聞かせをする時間帯を決める
これを子どもが生まれてからすぐに夫婦で話し合って決めました。
そして子どもが就寝する前の時間帯を「必ず絵本の読み聞かせをする時間」
としました。
一番下の子どもが小学生になって自分で本を読むようになるまでは、このルールを最優先にしていました。
結果的にこのルールがとても良い習慣になりました。
1.2 家事の計画をたてる
仕事をしながら、幼い子どもの子育てと家事をうまく両立させるのはとても大変です。
我が家では、仕事から帰ってきて子どもを寝かせるまでの時間配分の考え方として
- 子どもの就寝時間は20時半までを目指す
という原則を作りました。
そして
- 絵本の読み聞かせは20時までに始める
- 入浴、食事、歯磨きは19時台に完了する
ことにしました。
これを基本にして一日の予定、行動を「逆算」して決めていきました。
ポイントとしては、やらなければならない家事(食事の後片付け、洗濯、掃除)は絵本の読み聞かせが終わったあとの時間ですることにしていました。
我が家では3人の子どもに夫婦でそれぞれ読み聞かせをしていましたので、終わった方から家事を始めるようにしていました。
そして、絵本の読み聞かせが終わった流れで家事を分担して取り組んでいました。
いわゆる「自分の時間」である、テレビ、スマホ、PCなどを使ったり見たりするのは、家事が全て終わった後の時間としていました。
このことで
- 親の就寝時間も早くすることができる
- 育児と家事を「協力」することで一方にストレスが溜まりにくい
という効果もあったと思います。
2.制限したこと
絵本の読み聞かせをする目的とも関係しますが、大人である自分たちに対しても制限を掛けていました。
2.1 子どもが就寝するまでの時間の使い方
子どもが就寝するまでの時間の使い方に制限をしました。
具体的には、子どもが寝るまで
- テレビはつけない
- スマートホン、タブレットを使わない
- 子どもに関係のない仕事やゴシップなどの会話はしない
- 夫婦の事務的な連絡などの会話もしない
- 自分だけの時間・場所を持たない
これを心掛けました。
2.1 子どものケア以外のことはしない
子どもが就寝するまでは、子どものケアに関する事のみに時間を使うように制限しました。
具体的には、
- 子どもへの話しかけ
- 入浴
- 食事
- 歯磨き
- 読み聞かせ
のみに集中することです。
これを基本ルールにしました。
ですので、夫婦間での口論など、子どもが不安に感じるようなことが起きる余地はありませんでした。
3.まとめ
これまで説明した内容は、かなり極端に感じられるかも知れません。
ただ、我が家に与えられた条件は
- 核家族
- 夫婦共働き(フルタイム)
- 子ども3人(長男、次男、三男)※2歳差の三人
というもので、この環境の中で
- 毎日読み聞かせを続けること
- こどもが全員小学生になるまで10年間継続すること
これを実現するには
- 夫婦で目的を共有する
- よく話し合う
- 協力する
この3点を普段の生活の中で意識していなければ挫折してしまっていたかも知れません。
そして10年間の継続の結果として得られたものは、「夫婦として」そして「家族として」とても大きかったと思います。
もちろん家庭や家族の事情はいろいろあるかと思いますので、すべての人におすすめ出来る方法ではないかと思います。
ちなみに我が家では、すでに子どもたちは高校生と中学生になっていますので今では読み聞かせはしていません。(ハードモードは2017年に終了済み)
幼い子どもを持つと育児、家事、場合によっては仕事もあったり、親はとても忙しくなるものです。
そんな時間との戦いの中で絵本の読み聞かせの時間を作ることはとても大変だと思います。
ですが、そんな幼い子どももいずれは成長します。
今の私たち家族には落ち着いた時間が流れています。
きっと、一番忙しく大変だった時期を「夫婦で協力して」「子どもの為に全集中」する時間を作れたことが大きな要因となってくれていると思います。
子どもの性格にもよるかと思いますが、子育ての大変な時期は小学校に上がるまでの場合が多いと思います。
子ども一人であれば、生まれてから
小学校に上がるまでのたった6年間を子どものために費やす時間
にすることも悪いことではないと思います。
以上です。参考になればうれしいです。
それでは、
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