門柱にあった照明器具を新しいもの【船舶照明:1-FR-G】へと交換しました。
自宅を新築してから、10年間使っていたPanasonicのキューブ型の照明器具からネットショップで購入した【船舶照明:1-FR-G】に交換しました。
この記事では、屋外の照明を交換する方法を説明します。
本記事は電気工事を伴うため配線部分に関しては必ず電気工事士の有資格者が施工する必要があるため特にご注意ください。
1.交換する照明器具の確認
交換する照明器具を確認します。
照明器具の大きさ
交換する照明器具の設置場所を調べておきます。
設置スペースに収まる照明器具を購入する必要がありますので予めメジャーなどで大きさを計っておきます。
今回は10cmのキューブ上の照明器具を取り外して交換します。
照明器具の配線位置
照明器具は電源を取る必要があります。門柱に取り付けてあるものだと照明器具の裏側に配線があるケースが多いです。
今回紹介する照明器具は門柱(レンガ積み)の中から配線されているタイプとなります。
照明器具の設置位置
照明器具が設置されている場所を確認します。
今回の配置は門柱(レンガ積み)の最上部に設置されていてキューブ上の底面から発光して下側を照らすタイプのものでした。
2.部品・工具を用意する
照明器具の設置位置、大きさ、配線方法、照射場所がわかったら、交換する部品と工具を準備します。
照明器具の購入
照明器具を準備します。
今回はネットショップで自分の好みのものを選んで購入しました。
屋外で使用できるタイプで壁に取り付けて下側を照らす船舶照明型の照明器具です。
LED電球の購入
1-FR-G本体には電球が付属していないため、LED電球を別途購入する必要があります。
E26(口金)タイプの電球であれば、60W型の白熱電球まで対応しています。
今回は明暗センサー付きのLED電球(2個セット)を購入しました。
実際に購入したものを紹介しますので参考にしてください。
工具の準備
照明器具の取り外しと取り付けに必要な工具を紹介します。
エクステンション
+ドライバービット
エクステンション
ドリルビット
今回取り付ける門柱はレンガ積みとなっているため、レンガに下穴をあけてから照明器具をネジ止めして取り付けることになります。
実際の作業としてはインパクトドライバーを利用して穴を開けるのですが、通常のビットの長さでは照明器具とインパクトドライバーが干渉してレンガに対して垂直に穴を開けられないため、延長ビット(エクステンション)を使います。
レンガに下穴をあける際にもコンクリートやブロック、レンガに対応したドリル刃を使う必要があります。
木材や鉄に穴をあけるドリル刃ではレンガへの穴あけは出来ませんのでご注意ください。
ネジの準備
今回はレンガに対して下穴をあけてからネジを使って固定します。
レンガやコンクリートへのネジ止めに対応したものを選びます。
ドリルの刃の太さ(今回は3.4mm)と合ったネジとなるようにします。
下穴径と表示された太さがドリル刃の太さになります。
コーキング材の準備
配線の取り出し口への浸水を防ぐためにコーキング材を準備します。
3.照明器具の取り外し
部品と工具が準備できたら、実際に交換する照明器具を外します。
ブレーカーを落とす
照明器具につながっている配線の分電盤にあるブレーカーをOFFにします。
今回の照明器具は「玄関トイレ」と表示のあるブレーカーを「切」にしておきます。
ブレーカーのONとOFFで照明が消えることを確認しましょう。
固定ネジを外す
照明器具を固定しているネジを外します。
配線を外す
照明器具に接続されている配線を外します。
台座の取り外し
照明器具が取り付けてあった台座をレンガから外します。
4.取り付け準備
新しい照明器具を取り付けるための下準備をします。
コーキング材をつける
浸水を防ぐために配線の取り出し箇所にあるすき間をコーキング材で埋めます。
配線被膜の調整
新しく取り付ける照明器具(船舶照明:1-FR-G)は銅線部分の長さが5cm程度必要であるため被膜部分を切り取ります。
5.新しい照明器具【船舶照明:1-FR-G】の取り付け
これまでの工程で準備ができたら、いよいよ照明器具【船舶照明:1-FR-G】を取り付けていきます。
配線の取り付け
新しい照明器具【船舶照明:1-FR-G】に配線を取り付けます。
下穴をあける
新しい照明器具の固定に必要なネジ止めの箇所にインパクトドライバーとドリル刃を使って下穴をあけます。
今回は四か所(四隅)にネジ止めして固定します。
ここで注意したいのが、照明器具を水平に設置することです。
配線の取り出し口と本体の配線口を合わせることから、ネジ止めの位置を失敗(斜めに固定してしまうなど)すると修正が難しいので慎重に作業しましょう。
照明器具へLED電球を取り付ける
新しい照明器具【船舶照明:1-FR-G】を取り付け終わったらLED電球をとりつけます。
ブレーカーを上げる
照明器具につながっている配線の分電盤にあるブレーカーをONにします。
今回の照明器具は「玄関トイレ」と表示のあるブレーカーを「入」にします。
点灯確認
LED電球が明暗センサー付きのものであるため、照明のスイッチを入れた状態で暗くなるのを待って点灯するか確認します。
5.まとめ
今回は照明器具を交換する方法を説明しました。
記事の冒頭で説明したように電気工事になる部分があるため電気工事士の資格がないと作業ができないため交換する際には配線のポイントだけ有資格者に手伝ってもらう方法が良いかと思います。
交換のきっかけ
照明器具を新しくするきっかけは、門柱の照明を夜間に点灯させて翌朝に消し忘れることがたびたびあったからです。
特に交換前のPanasonicの照明器具は底面が光るタイプのものだったため、周囲が明るくなると点灯していることが分かり難いので消し忘れてしまうのです。
新築時からずっと交換したかったものの新しい機器を無駄にしてしまうのももったいなかったため、10年間はそのまま使用していました。
船舶照明(1-FR-G)を選んだ理由
船舶照明のデザインと質感(真鍮製)が気に入ったのが一番の理由です。
特に真鍮は経年変化によって色合いが変化してくる特製のある素材なので長く使用していく中で変化を楽しむことが出来ると思いました。
電球カバーが透明ガラスであることからLED電球をエジソンタイプにするとレトロ感を出すこともできます。
そして、交換のきっかけでも説明した消し忘れ防止のために明暗センサー付きのLED電球を取り付けられる点です。
明暗センサー付きで周囲が明るくなったら自動的に消灯するので、長期の外出時もスイッチを入れっぱなしにすることが出来て防犯上のメリットもあります。
DIYに挑戦する価値はありますが屋外の照明器具の交換は電気工事士の資格が必要であることとレンガやコンクリートへの固定などDIYに慣れていても難易度は高いです。
失敗すると取り返しがつきませんので工事業者に依頼する方が良いかも知れません。
以上です。参考になればうれしいです。
それでは、
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